東北大学 事業支援機構 総合技術部

令和7年度第2回研修として、下記の日程でグループ研修「Aruba 無線APハンズオン1.5」を実施いたしました。

【日時】 2025年10月16日（木）

【研修内容】
Aruba 515/615/9240 を用いて講習を実施する。

• Standalone と Cluster の違い（Instant モードのクラスタリングの仕組み）
• Standalone モード設定（各APを単独動作させる設定体験）
• Cluster モード設定
• ログの取得・解析
• SNMP監視の設定
• Aruba 9240 コントローラ（管理・制御）
• Arubaセントラルについて

本研修は、運用期限が近づく既存の無線コントローラ環境を見据え、第1回研修に参加できなかった職員や、無線APの操作経験が少ない職員、Aruba機器を初めて利用される方を主な対象として再企画されました。機器更新や部局での購入検討に直結する専門知識の習得を目指し、9名の職員が参加しました。

講師は、本学の技術職員が担当しました。技術職員としての視点を活かし、研修成果を現場にスムーズに反映できるよう、学内ネットワークに近い構成や設定値を用いた実践的な実習が展開されました。

参加者は、Aruba製アクセスポイントおよびコントローラの実機操作を通じて、Standalone、Cluster、Controllerの各運用モードにおける設定・運用の違いを深く掘り下げて理解しました。特に、APを段階的に拡張するスケールアップ実験や、Master切り替えの挙動検証を実際に体験することで、理論だけでなく実践的なスケーラブルなネットワーク設計の考え方を体得しました。

この技術的な習得は、無線コントローラの運用期限を見据えた今後の機器更新や部局での導入検討に有益なものであり、大学のネットワーク基盤強化に大きく貢献することが期待されます。

研修の様子