東北大学 事業支援機構 総合技術部

「ものづくり」を通して研究支援している加工・開発群ガラス加工グループは、令和4年1月11日(火)　13：15-17：00に多元物質科学研究所（以下、多元研）ガラス工場で実技研修「異種ガラス同士の中間ガラスによる段継ぎ加工」を実施しました。

　受講者は研修概要や加工事例などの説明を受け段継ぎ加工を見学した後、実際に加工技術の習得にチャレンジしました。また、ガラス加工グループ内の交流として、多元研光器械工場を見学し、研削加工や研磨加工、加工事例について説明を受けました。説明後の質疑応答も活発に行われ、受講者は専門的な研磨加工技術を再確認していました。

　実技は対面でのマンツーマン指導としたことで受講者の習熟度に合わせた技術指導ができ、技術習得のための改善ポイントが明確になりました。また、講師にとっても後輩へ技術指導する良い機会となり、教える技術の向上効果も得られた様に感じます。

　今回の研修内容はすぐに習得することは難しい技術ですが、知識として持ち合わせるだけでも今後の製作依頼に役立つものです。今回の研修はガラス実験機器製作を通した技術支援体制の向上に繋がるものと考えています。

研修内容：「異種ガラス同士の中間ガラスによる段継ぎ加工」

受講者： 佐藤（由）、佐々木、佐藤（綾）
見学者： 笠原、扇
実技担当： 齋藤、加藤、工藤
見学説明： 中村