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東北大学 事業支援機構 総合技術部

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2022.12.13 研修

【研修報告】分析・評価・観測群燃焼分析チーム研修報告/新装置紹介

分析・評価・観測群燃焼分析チームでは、令和4年11月21日(月)にチーム研修を行いました。燃焼分析装置ではキャリアガスにヘリウムガスを使用することが多く、昨今のヘリウムガス不足に伴う不安定な供給は悩みの一つです。そこで対応策としてキャリアガスをヘリウムガスからアルゴンガスに変更することを検討、理学研究科・巨大分子解析研究センターのCHN分析装置*をアルゴンガス用に改造、分析を試みました。研修では装置改造方法や分析データ検証の結果などをチームで共有しました。また、同センターで更新された「ハロゲン・硫黄分析システム(ヤナコYHS-11,東ソーIC—8100)」の見学、概要説明も行いました。(参加者:分析群、燃焼分析チーム8名)

*CHN分析装置:有機化合物を完全に燃焼しC,H,Nの含有量を決定する装置


研修の様子
 
【新装置紹介】
 理学研究科・巨大分子解析研究センターの「ハロゲン・硫黄分析システム」が更新されました。この装置は、試料を燃焼分解してガス化した成分を捕獲吸収し、その成分をイオンクロマト法で検出測定、化合物のハロゲン(フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)および硫黄の含有量の決定に利用されています。
 新装置の特徴としては、キャリアガスに清浄空気を使用、5元素一斉測定が可能で、試料量0.3mgからの微量分析に対応しています。また、燃焼炉の移動式/固定式の変更が可能で移動速度の設定もできるため、試料に応じてより確実で効率的な燃焼条件を選択できるようになり、さらに、測定時間も短縮されました。

ハロゲン・硫黄分析システム(ヤナコYHS-11,東ソーIC-8100)
 

問い合わせ:巨大分子解析研究センター http://www.kiki.chem.tohoku.ac.jp/


 
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