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東北大学 事業支援機構 総合技術部

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2023.06.23 業務紹介

【新装置紹介】NMR装置500MHz/分析・評価・観測群

多元物質科学研究所Central Analytical Facility(多元CAF)の核磁気共鳴(NMR)装置が昨年度末に更新され、今年度よりご利用いただけるようになりました。

NMR装置は、有機、無機、低分子、高分子、生体等、あらゆる物質の分子構造を、原子レベルで、非破壊で解析できる装置です。測定される核種としてよく利用される水素、炭素は、有機化合物や高分子化合物、生体の主要元素であることから、これらの化学種の構造解析には特に有用ですが、本装置はその他の多くの元素の観測も可能です。分子構造だけでなく、分子間・分子内相互作用や分子の運動性などの化学反応に関わる有用な情報も得られ、生命科学、化学、医薬品・食品開発、材料科学といった幅広い分野で利用されています。

機器名:超伝導核磁気共鳴装置
メーカー(型式):Bruker(AVANCEⅣ 500MHz)
設置場所:多元物質科学研究所
特長:5 mmΦ BBO CryoProbe(1H, 19F, 31P~77Se, 10B, 15N, 35Cl)※1
   BCU-Ⅱ(-40~+150 ℃)※2
   TopSpin 4.1.4

※1 多核プローブを搭載しており、非常に広い周波数範囲に分布する原子核に対して高感度に測定が可能。
※2 冷却ユニットを搭載しており、液体窒素を用いずに-40 ℃までの低温測定、150 ℃までの高温測定が可能。

問い合わせ:多元CAF 溶液NMR/tagen-nmr[at]grp.tohoku.ac.jp /[at]は@に置き換えてください。

 
500MHz NMR装置
 
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